新規取扱い開始!カラビオンダ

カラビオンダの名前を初めて聞いたのはジュゼッペ・クインタレッリからでした。「彼等の畑は特別で素晴らしい」と話してくれました。縁あってカンティーナに訪問する事になり、リビングに通された瞬間この造り手は絶対大丈夫だ!と思いました。

グラヴネル、カノニカ、ダリオ、ラディコン、コス、フォラドーリ、イル・パラディソ・ディ・マンフレディ、カヴァロット…。更にはジャンルイシャーヴ、シャルヴァン、ビゾーまで。

生産者って意外と自分のワイン以外飲んでなかったりするんですけど、世界各地のワイン、しかも本物ばかりを飲みまくってる。で、感動したボトルは飾っちゃってるんですからワインをスタイルやビジネスでは楽しんでいて勿論、自分のワインに関しても突き詰めたいと思っているのがビシビシ伝わってきたんです。

4代目当主アレッサンドロは自分達の土地をよく理解しています。ねっとり重厚なワインを造ろうなんて微塵も考えてないんです。東はソアヴェ、西はドロミテ渓谷の裏側になるヴァルポリチェッラ。彼等の畑は北東部のマラーノ渓谷とフマーネ渓谷に位置します。

▼ヴァルポリチェッラのMAP

http://inagakishoten.com/wp-content/uploads/2025/05/MAP-Valpolicella.png

ここは石灰岩磐でやせた土壌。しかも標高が高いので冷涼なんです。この特徴を最大化させているのが彼等のヴァリポリチェッラなんです。アルコール度数は低く、色調も薄い。酸度が高く、余韻が真っすぐに伸びていく感じ。僕にとってはイタリアワインで最もブルゴーニュ的です。

イタリアは暑いので、赤ワインはどうしても濃厚な果実がある。それとバランスするのがタンニンだったりします。イタリアの偉大な赤ワインはタンニンやスパイシーさが重要なんです。ブルゴーニュのようなタンニンに下支えされない軽やかなワインは、なかなか見当たりません。

バローロやブルネッロ、キャンティはタンニンが味わいを締めます。ブルゴーニュに例えられるエトナでさえも、やはり全く違います。タンニンこそ少し控えめですがスパイシーですから。ブルゴーニュが全てではないですが軽快でタンニンではなく酸味が下支えしてくれる美しさ。

イタリアで言えばスキアーヴァかヴァルポリチェッラではないでしょうか!しかも、昨今のブルゴーニュよりもブルゴーニュらしいんです!
http://inagakishoten.com/wp-content/uploads/2025/05/NEW-Ca-la-Bionda.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です